◎開催概要
開催日時:2024年7月29日(月)13時~(最大2時間)
開催方法:オンライン
◎アジェンダ
- 事務局活動報告・ご案内
- DCJPYネットワーク、本番検証に向けたシステムリリースについて
- 各分科会の活動状況に関するご報告
- 座長総括 【アーカイブ動画】
◎各分科会活動状況のサマリー
地域通貨分科会
発表者:TIS株式会社 船瀬様
- 今年度は「DCJPYでしかできない/優位性がある」という視点から、地域通貨の課題を改めて掘り下げる方向で検討中。
- 現在の活動状況としては、6月に参加企業へアンケートを実施し、アンケート結果を基に8月上旬にスモールグループでのディスカッション会を開催予定。
- 今年度の活動目標としては、過去に取り扱ったユースケースの再検討や、前回の周遊パスのさらなる分析、または別テーマの選定を幅広に検討していく。
行政事務分科会
発表者:木内様(桜美林大学)
- 7月26日(金)16時より、「行政DXにDCJPYがどのように活用できるか」をテーマにパネルディスカッションを実施。パネリストの皆様のご意見も交え、非常に盛り上がり、参加者にとって持ち帰るべき内容が多かったと感じている。
(座長コメント)
支払い手段をDCJPYにするという事だけでなく、行政のあり方自体もイノベートするということが共通の話題であった。
【行政事務分科会資料】
第1部:行政事務分科会の活動報告 【アーカイブ動画】
第2部:パネルディスカッション 【アーカイブ動画】
Web3.0におけるDCJPYによる新EC決済方式検討会
(ソニーペイメントサービス株式会社 寺岡様)
<PoC実施に向けた取り組み>
- 現在シナリオを作成中。
- デジタル通貨フォーラム全体会や分科会をチケット制で開催し、チケット所有者が模擬店舗やディーカレットDCPオフィス周辺の小売店舗で買い物できる仕組みをイメージ。
- テーマである「チケット市場」について、フォーラム参加企業に協力をいただきヒアリングを実施。
<ヒアリング結果>
- 現在のチケット販売では、転売防止のため、公式の二次流通は定価での売買が原則。
- 一方、SNS上では非公式な売買が行われ、高額転売や偽造チケットが主催者の収益を圧迫するという課題あり。
- こうした課題において、Web3.0とWeb2.0ではどのような違いがあるか整理。
- 価値権利/決済、チケットとレイヤーを分けて機能レイヤーごとの検証項目についても洗い出しを実施。
インボイスチェーン分科会
発表者:株式会社 日立製作所 福田様
<社会実装のイメージ>
企業間の取引では、異なるEDIや会計ソフトを利用していても、インボイスチェーンを介して相互運用が可能になり、DCJPYによる決済が実現するイメージ。
- これまでの活動(第1~2回)では、課題の共有と、大企業の経理部門に対してどのようなシステムが使用され、どの部分が自動化されているか、また手作業が発生する箇所や決済から会計に至るまでの課題についてヒアリングを実施。
- ヒアリングの結果、共通的な項目を持っていると川下で支払い・消込・会計処理なども自動化できると仮説を立てている。
- 今後の分科会では課題をイメージしつつ、川上のデータフォーマットとして、どういったデータがあれば川下につなげ自動処理までもっていけるかを議論予定。
◎座長総括
◎関連資料・参考リンク
第31回全体会資料 : 【全体会資料フルバージョン】
第31回全体会議事録 : 【議事録】