2025/09/01
プレスリリース
ゆうちょ銀行におけるトークン化預金の取扱に向けた検討について
株式会社ゆうちょ銀行(本社:東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長:笠間 貴之、以下「ゆうちょ銀行」)は、株式会社ディーカレットDCP(本社:東京都千代田区、代表取締役:村林 聡、以下「ディーカレットDCP」)が提供するプラットフォームを利用し、2026年度中を目途に、トークン化預金(*1)の取扱を開始することを検討しておりますので、お知らせいたします。
1.トークン化預金の検討の概要
ゆうちょ銀行は、日本郵政グループが掲げる「共創プラットフォーム」構想のもと、お客さまに新しい価値を提供することを目的に、個人・法人向けにトークン化預金の取扱いを検討しています。
検討中のトークン化預金では、ブロックチェーン技術を活用し、決済における即時性と透明性を兼ね備えたものとする想定です。ゆうちょ銀行が発行体となり、ゆうちょ銀行の決済用預金として決済機能の提供を可能とすることで、預金保険の対象となるなど、安心、安全にご利用いただけるものです。
スマート・コントラクト等のブロックチェーン由来の機能を活かした、様々な事業者との連携を想定し、ディーカレットDCPが主催するデジタル通貨フォーラム参加企業様のうち、すでに複数候補先との協議も進めております。
まずは、2026年度中を目途にNFT(*2)やセキュリティトークン(*3)の取引に連動する決済手段の提供開始を検討しております。
2.今後について
今回、ゆうちょ銀行がトークン化預金を取り扱うことをきっかけに、新たなビジネスの共創拡大を目指してまいります。
*1 トークン化預金(Tokenized Deposits):銀行預金にブロックチェーンなどの技術を活用し、預金をデジタル上で取り扱えるようにしたもの。預金トークン(Deposit Tokens)とも呼ばれ、海外でも取組みが広がっている。
*2 Non-Fungible Tokenの略。ブロックチェーン上で発行され、唯一無二性を証明することができ代替が不可能なトークンのこと。
*3 セキュリティトークン:従来の株式や社債等の仕組みに代わり、ブロックチェーン等の電子的手段を用いて発行する有価証券のこと。