デジタル通貨DCJPYは、日本の各産業を代表する企業や銀行が参加するデジタル通貨フォーラムでの検討、実証実験を経て実現を目指しています。DCJPYの特徴は、民間銀行が発行し、「預金」として位置づけられます。

基本的な資金の移転を取り扱う層（共通領域）と、さまざまなニーズに応じたプログラムの書き込みを可能とする層（付加領域）の２つの層で構成されています。

例えば、付加領域では、 「誰が、いつ、どこで、何を」などを記録したり、環境価値のある電力コインや使途制限のある給付金など共通領域の移転の条件を設定・プログラムすることができます。このような構造をとることで、デジタル通貨の幅広い相互運用性を実現するとともに、さまざまなビジネスニーズに応えることができるようになり、例えばお金の流れとモノやデジタル資産の流れとを連携させた自動的な取引なども可能になります。