ディーカレットDCP

プロダクト開発グループ インフラチーム 清水 貴寛さん

自分の可能性を広げたいと当社に入社し、インフラチームの一員としてDCJPYネットワークの基盤を開発する清水さん、そのキャリアや業務の魅力について聞いてみました。

はじめに清水さんの経歴を教えてください

システムのインフラ領域を預かるMSP事業*をやっている会社で、インフラエンジニアとして働いていました。様々な業界・業態のお客さまのインフラ、主にクラウドを預かりシステムの開発支援をしてきました。
クライアントは動画配信コンテンツプラットフォームからセキュリティSaaSまで幅広かったのですが、割合として多かったのはスマホやコンシューマー向けゲーム系の開発支援でした。

*MSP(マネージドサービスプロバイダ):システムの監視・保守・運用を行い、異常やトラブルを早期に検知・対処を行う

なぜ転職しようと思い、当社に入社することになったのでしょうか

エージェントの紹介をきっかけに、カジュアル面談で社員と話していろいろと当社のことを知りました。面接を進む中で徐々に興味を持っていったという感じですね。
インフラエンジニアとして6年キャリアを積んできましたが、少しキャリアシフトしたいと思っていたタイミングでした。

以前の会社はあくまで開発支援を行う会社で、アプリケーションを作るのはお客様、インフラは私たちと完全に線引きがされていました。お客様のアプリのソースコードや設計書を見ることもできなくて、インフラだけに特化した業務に限界を感じるようになったんです。当社のような事業会社であれば、アプリケーションエンジニアともっと近い距離でインフラの仕事ができ、多くのことを学べる環境だと思いました。

インフラエンジニアの魅力は

街づくりのような設計工程が楽しいことです。インフラエンジニアはバックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニアと異なり、一からプログラムを作成することはあまり多くありません。すでに作成されたプログラムを組み合わせて要件に沿ったシステムを組み上げていきます。

簡単なイメージで言うと、街や街全体を運営する仕組みを、パーツを組みあげて作る感じでしょうか。アプリケーションを開発する人が魅力的な建物やテナントを作成し、我々インフラは彼らの作った建物に必要な土地や電気、水道、道路を設計してユーザーが安心して利用できるようにします。そういった街づくりのような工程が好きな人は楽しみながらできるのではないでしょうか。

所属されているインフラチームでは、どのような業務をされているのでしょうか

基本業務はインフラの設計とクラウドの運用です。設計部分はFISC安全対策基準**をベースに、課題解決のためのインフラの設計をします。
運用の部分は主にTerraformなどを使用しながらIaC***ベースで実装を行なっていきます。

** FISC安全対策基準:金融情報システムセンター(FISC)によって策定されている金融システムの導入や運用に関するガイドラインのこと
***IaC(Infrastructure as Code):インフラをプログラムと同じようにコードを使用して、手動のプロセスや設定を自動化する技術
チームやグループの雰囲気はどのような感じですか

私にとって初めてのFinTech企業、ということもあり「すごく固くて怖い人たち」と身構えていたのですが、柔和な方が多く話しかけやすいと思ったのが入ってすぐの第一印象でした。
ovice(バーチャルコミュニケーションツール)を使って、リモート勤務をしていても「ちょっといいですか?」とオフィスで話しかけるような感覚でやりとりができるのも新鮮です。

業務上必要なスキルやサービスに関する理解など、入社後はどのようにキャッチアップされましたか

入社直後はステージング環境を作成しました。OJTの中でTerraformのコードやクラウド公式ドキュメントを読んで自分の中で「点」を蓄積させつつ、積極的に先輩にプロダクトに関する会話を投げかけて、蓄積させた「点」を「線」で繋ぐといった作業を繰り返しました。
覚えるべきものの量は多くありましたが、資料を読み込み先輩とコミュニケーションとりながら、自分なりに咀嚼していきました。

今後目指すキャリアを教えてください

短期的にはインフラの足場をしっかり固めつつ、少しずつアプリケーションの領域にチャレンジしていきたいと思っています。

DCJPYで叶えたい夢を教えてください

金融・ブロックチェーン・大規模の三拍子が揃ったプロダクトでインフラエンジニアとして成熟を目指しつつ、今後アプリケーション領域にも携われるエンジニアになっていきたいなと考えています。

※所属や業務内容はインタビュー当時のものです