ディーカレットDCP

 

デジタル通貨DCJPYネットワークをまさに今創り上げている、プロダクト開発グループのメンバーにお話を聞きました。
前編では行っている業務内容のほか、チームの雰囲気や当社にはどのような人が合いそうかなど、皆さんそれぞれの視点でお話しいただきました。

 

梶原 吉樹さん

プロダクト開発グループ / 開発チームヘッド

森 浩貴さん

プロダクト開発グループ / クラウドチームヘッド
サービス企画グループ / サービスデザインチームヘッド(兼務)

小林 敏幸さん

プロダクト開発グループ / 開発チーム

 

では、皆さんの所属と今どんな業務をしているか教えてください

(梶原)24年7月のサービスリリースに向けてプロダクトの開発を進めています。私たちが開発するDCJPYネットワークはブロックチェーンを使っていますが、それ以外にもブロックチェーンにアクセスするためのサブシステム群、実際に利用者が使うフロント部分など含め、みんなで分担しながら開発をしています。

(森)私が所属するクラウドチームは、プロダクトの基幹となる部分を構築するため、私たちが遅れると何も動かない状態になってしまうのです。まずアプリケーションで求められる要件を決め、設計を起こし、実際にクラウド上のリソースを作っていくという業務をやっています。
あとは銀行のシステムとつながるものなので、金融機関レベルのセキュリティを求められます。FISC安全対策基準と照らしあわせ、どうやって実現するかを落とし込んで構成に取り込んでいきます。

もう一つ所属しているサービスデザインチームは、プロダクトブランディングなどをやっています。今だと、まず私たちのプロダクトを知ってもらうことや認知度を上げることを目標にしています。最終的には見込み顧客の獲得やエンジニア採用につなげたいと思っているので、それらの企画をしています。

(小林)私も梶原さんと同じ開発チームです。私の担当領域は主にバックエンド領域で、ブロックチェーンに近いところです。違うブロックチェーンネットワークをつなぐところの技術を担当して開発しています。このあたりはコア技術になってくるので、しっかりやっていかなきゃなという想いで進めているところです。

次の質問の前に、みなさん転職活動の時はディーカレットDCPをどうやって見つけたんですか?

(小林)エージェントから紹介されました。
(森)その方法だと当社は待つしかできないから、認知度を上げてぜひディーカレットDCPで働きたいって人を増やしたいですね。

これから当社を知ってくれる人が増えてほしいですね
では、みなさんの経歴とディーカレットDCPの入社理由をお聞かせください

(小林)私はSIerからキャリアをはじめました。その後ITコンサルタントを経験し、その後ベンチャー企業にチャレンジしました。業種は色々経験していて、SIerでは製造業、保険業、金融業など。ベンチャーではシステム構築のスキルだけでなく、サービス設計などのビジネス面のスキルも身に付けられました。

それらの経験から、お金が絡まない事業はないなと思い、当社のデジタル通貨とブロックチェーンというキーワードに興味を持ちました。

(梶原)私は大学院修了後、受託開発の会社に入社し、様々なプロジェクトのシステム開発を担当しました。数年経験した後に決済代行会社に転職し、金融機関向けASPサービスのプロジェクトリーダーとなりました。プロジェクトリーダーと言いながら、金融機関の方へのシステム説明以外にも、システム全体の設計やコーディング、以降のテストや運用フェーズなど、まさに開発全般を受け持っていました。
その後はベンチャーのコンサルティング会社に転職し、データエンジニアとしてアナリストのデータ分析支援や、アナリストの分析のための社内向けデータベース基盤構築のプロジェクトリーダーを担いました。

過去金融関連のサービスを携わっていた時に、お金を扱う仕組みがレガシーの延長線だと感じました。しかし当社が開発するデジタル通貨DCJPYネットワークは、そのレガシーから一歩飛び越えた新しい金融インフラになり得るんじゃないかという期待があり、それに貢献したいと思い入社しました。

 

(森)私はまず中小SIer企業に入社して、テレビ局の大きな基幹システムの開発をやっていました。あまりにもアナログだったこともあり、もっととがったことをやりたい自分とは合ってないなと感じました。
転職したウェブ広告のベンチャー企業では、外部の広告配信のサーバー構築と補修を担当しました。結構シビアな世界でしたがそこの実績を買われて、タクシーの後部座席にある動画配信のSDK(ソフトウェア開発キット)を作る案件に入りました。いま走っているタクシーにあるものが、私が開発したものなのかはわからないですが(笑)その後自社プロダクト側に入って、ビッグデータ系の行動履歴をとるものを作っていましたね。
その後独立して、ライブコマース事業を立ち上げようと起業しました。当時中国のECサイトで、動画でレビューするのが流行っていたんです。文字のレビューだと本当に買ったかどうか分からないですが、動画レビューが日本でも流行するんじゃないかと、ライブコマースに様々な企業が興味を持ち始めた時期でした。有名企業も参入しましたが、結局日本では当たらなかったです。ただ、資金調達なども経験できてよかったですね。
その次は広告系の会社で、広告のために机のスペースを貸してくれる飲食店と、そこに広告を出したい企業のマッチングサイトを作りました。しかしローンチしてすぐに新型コロナウィルスが流行して、飲食店が開店できない状況に追い込まれてしまいました。今ならもっと成功していたかもですね。その後知り合いの会社からの紹介で、当社に参画しました。

皆さん幅広いご経歴をお持ちですね
では、所属するグループやチームの雰囲気や特徴など教えてください

(梶原)当社はスタートアップ企業ではありますが、金融の特に銀行のようにお金に携わるため、しっかりした品質やきっちりした説明などが求められます。ベンチャー企業のようなトライアンドエラーよりかは、ひとつひとつ固めていくイメージです。ステークホルダーも多く、遵守しなければならない法律もあるので、堅実な雰囲気かな。仕事以外の部分はそんなことないかもしれないですね。

(森)おもしろい人多いですよね!

(小林)仕事上では和気あいあいとしている時もあれば、ピリッとしているときもありますね。同じく、仕事の進め方という意味では堅実に進めていくやり方をしますね。必要性を都度ジャッジして、最短でローンチにたどり着くためには何をすべきなのか常に考えて無駄なことはしないです。みんな頭を使って仕事していますね。

(森)計画ができない人は苦しみますよね。堅実に積み上げていくような人のほうが合いそうです。

(小林)ラフでもいいから計画して前へ進めていけることが、仕事をやる上では結構大事なファクターになると思います。

(梶原)最近メンバーが自発的に動いてくれいて、私が色々仕事を抱えていると、現場から大丈夫ですか?とか、これやりますね、とフォローをしてくれるんです。そういうフォローがチームの中であるのがうれしいですね。個人プレーではなく、チームでプロジェクトを進めていく意識を持っている人たちが多くいます。
安直に試すのではなく、価値があるかどうか一度立ち止まる慎重性のようなものはありますね。様々な選択肢を考えつつ本当に価値があることに注力して、限られたリソースを無駄遣いはしないように行動しています。

森さんは2つのチームに所属していますが、どうですか

(森)クラウドチームは、梶原さんや小林さんが言った雰囲気と似ていますが、それに比べると最近新設されたサービスデザインチームは全然違いますね。クリエイティブな人たち多いからアイディアも様々でフットワークが軽い分、きちんとした計画はあまりないようにも思います。よくないところは認識して、チーム全体でこれから再構築できたらと思っています。

では、どのような考え方を持った人が当社に合うか、どのような人と一緒に働きたいか、皆さんの考えをお聞かせください

(森)やっぱ自分で提案できる人だよね。

(小林)そうですね。

(森)提案できるのと、やっていることの目的意識がある人です。

(小林)仕事を見つけて、提案して、仕事を進めてくれる人ですね。指示を待って、どうすればいいですか?と聞いてくる方は、あまりパフォーマンスが出せないかもしれません。

(森)言われたことだけやる、というのはちょっと違うと思います。そういった人は必要だけれど、いまは必要なフェーズではないし、一緒に働きたいかと聞かれたらそうじゃないですよね。

(小林)何かの仕事依頼したときに、こっちの方が早くないですかとちゃんと言える人がいいですね。我々はスタートアップということもあるので、どんどん変えていかなきゃいけないと思っています。それも含めて、自分のやりたいWillを持っている人の方が組織になじめそうですね。達成したいことがあったら当社にうまくあわせつつも一緒にガツガツ進めてくれるようなタイプは、結構はまるのではないかと思います。

(梶原)同じくちゃんと思いがあって、発言したり行動に移したりできる人がいいですね。現状のままをよしとせずに、何かしらに対して納得いかないことがあってもいいかなと思います。それに対してより良くしていこうって思って動ける人はいいですね。

あとは技術的な興味を持っていてほしいです。特に私のチームでは、動けば品質面はどうでもいい、ということはなく、自分たちが作るプロダクトに対してこだわりを持って業務にあたってほしいです。

 

ありがとうございました。どんな人と働きたいか、というのは皆さん同じような意見で、主体性を持った人が求められていることを強く感じられました。
後編では、具体的に当社での働き方がわかるような質問を投げかけていますので、引き続きぜひご覧ください。

後編 >>

 

※所属や業務内容はインタビュー当時のものです
※DCJPYは当社が開発するデジタル通貨の仮称です