お金はひとつの愛である。
人間は無防備だ。一人では、十分な食べ物を手に入れることができない。
寒さや暑さから家族を守ることもできない。
だから私たちは、当然のようにお金を稼いで物を買い、暮らしている。
そんな生きるための武器であるお金は、誕生からほとんど進化してこなかった。
インターネットで世界中で取引できても、お金のやり取りは意外とアナログ。
現金には為替手数料や政情といった不安定さが常につきまとう。
お金はもっと人間を拡張させるツールになれるはずだ。
かつて、物々交換の争いをなくし平和を生んだように、
生活をアップグレードさせる可能性があるのだから。お金をもう一度発明しよう。
お金の本質は「信頼」である。
大昔、石ころや貝殻をマネーだとみんなで認めたように。
価値の尺度を定め、交換できるようにして、保管もできるようになった。
こうして広く流通した法定通貨の信頼を守ってきたのは国家だった。
それに対してデジタル通貨は、利用者自らが信頼をつくろうとしている。
通貨に取引のデータを付与し、ユーザーで監視して透明性と公平性をもたせる。
新しいお金とは、テクノロジーによる「信頼の進化」。
これからは通貨の発行体は国だけではなく、
世界中のあらゆるところで生まれるだろう。
企業コインやステーブルコインといった、
交換できる価値はすべてマネーになるのだから。
そんな、新しいお金のための「金融プラットフォーム」をつくろう。
銀行レベルのセキュリティと企業も参画できる安全なインフラが整った、
まだどこにもないデジタル通貨の基地である。
私たちはもう住んでいる国の法定通貨に縛られなくていい。
無防備な人間が強く生きるには、世界中の法定通貨や暗号資産(仮想通貨)から
「自分のお金」を選んで使い分ける、そんな自由と賢さが必要である。
デジタル通貨は、儲け話ではなく生き方の話。
自分や誰かを守りたいと願う、ひとりひとりの愛の話である。
デジタル通貨のメインバンク DeCurret