ディーカレットDCP

流通サプライチェーンにおける企業間取引への活用

小売り・流通分科会では、小売企業と卸売企業間での取引に伴う決済業務にブロックチェーンを、決済手段としてデジタル通貨DCJPYを活用する実証実験を行いました。

2社間の取引データ(流通BMS*)を起点に、決済指図、および送金までの一連の流れを自動処理することが可能になります。  

 本分科会は、今後も小売流通業界で広く活用されているEDI**の利便性をより高めるために、商取引と、それに紐づく重要業務である決済業務(送金・会計処理)が、人手を介さないかたちで、滑らかに連携するための仕組みづくりに挑戦します。

また、そのための要素技術として、情報の真正性を担保しながら共有するブロックチェーン技術の活用に注目しています。

決済関連業務を自動化し、業界の事務・決済処理の更なる削減・効率化に貢献することを目指します。

*流通BMS:「流通ビジネスメッセージ標準Business Message Standardsの略。食品やアパレル等の製造業、卸売、小売が統一的に利用できるEDIの標準仕様を指す。

**EDI:Electronic Data Interchangeの略。ネットワーク経由で発注書、納品書、請求書などのビジネス文書を電子的に交換することを指す。